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秋の気配

段々と、朝夕に秋の気配がするようになってきた。
大学に入ってから、6つ目の季節が通り過ぎようとしている。

もう過ぎたことなので書くが、しばらくの間は思考が止まっていた。
止まっていたというより、止めていたという方が正確かもしれない。
感覚としては、受験が終わってみると受験問題がさっぱり解けない感じに似ている。
妙に焦りを感じ、ストレスが溜まる。

最近は、つねに頭の中で「整理しろ!」と唱え続けている。
前まで出来ていた気がしたのだけれど、もしかしたらたまたまだったのかもしれない。
今本当の意味でロジカルになって、能力が向上している最中なのかも知れない。
もしかしたら、今抱えているタスクが僕のスペックを激しくオーバーしているのかもしれない。
例えるなら、メモリは64MBのくせにWindowsXPを動かしているといったところか。
最近抜けは多いし調査不足は多いし。
いずれにせよ、越えるべき壁があることは間違いない。

今日会った人に、「なんか明るくなったね。前はずいぶん疲れてる感じだったけど。」と言われた。
その人に会ったのは、約一ヶ月ぶり。
的を得ている気がする。
今の方がよっぽど疲れが溜まっているし、精神的にもよい状態ではないけれど、前を向いている。

ただ、それだけなのだ。

今日会った人は、笑顔が魅力的な人だった。
人間関係について話したとき、なるほど説得力のある魅力的な笑顔をしていた。納得の内容だった。
人間味のある、素敵な人々に会えるのは幸せなことだ。
僕もそうなれたら。

最近、よく思うことがある。
僕らは(勝手に複数にしているが)、世の中で回る歯車のひとつを作り出そうとしている。
例えば、今貴方が使っているPC。
これを作り出すために絞られた知恵の数々を考えたことはあるだろうか。
なぜ、ディスプレイがこの位置にあるのか。キーボードの配置はこうなっているのか。OSって、何でこういう働きをしているのか。ソフトはどうやってプログラミングされたのか。パーツはどうやって誰が開発したのか。
世の中の9割以上の人は、全く気にしないだろう。
PCを使うにせよ、携帯を使うにせよ、服を着るにせよ、息を吸うことだって、目の前に当たり前にあるのだから疑問を持つことは少ない。
そこにあるのが当たり前で、ないと困ったり不便だったりするもの。
その一つを作り出そうとしている。
僕らが必死こいてDBを作りこんでパラメーターをふってサイトを作ったところで、誰がそんなこと気にするものか。
でも、僕はその人たちの笑顔を見てみたい。
満足している姿を見てみたい。
その姿を思い描いて仕事をしている。
世の中に当たり前に存在するもの。
その裏にある人々の努力・苦労・喜び。
新宿駅を行く人たちを眺めながら、そんなことを思った。

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