リサーチの大切さ
更新頻度が遅いとのご指摘を受けました。
ごもっとも。
どうしても何か「問題」と「それなりの答え」がないと書く気がしないので、更新がいつも遅れるのです。
今日は、問題だけ投げかけてみようかと思います。
お題は「コモディティ化するコンビニエンスストア」について。
最近、コンビニのコモディティ化がどんどん進んでいる気がする。
例えば、あなたがいつも通勤、通学に使っている道。
いくつのコンビニがあって、それがどのベンダ (この場合正確にはベンダとは言わないが、「コンビニという商品」を提供するという意味でベンダと呼ばせていただく。というか単に使いやすいからなのだがw) なのか今わかるだろうか?
もしくは、最近の数日間にいったコンビニのベンダをすべて挙げられるか?
挙げられない人もいるのではないだろうか。
まぁ、いなかったとしても、少なくとも僕はこう感じているのでそういう仮定で進めます。
でもコンビニってかなり飽和していると感じませんか?
「コンビニ」として一括して認知され、コモディティ化するにつれ、ベンダ間での差別化が難しくなってきている。
あって当たり前で、それ以上に何を求めている訳でもなく、またそれ以下であると困ることが多々あるのではと思う。
じゃ、コンビニはこれからどうやって利益を向上させていくのでしょう?
非常に面白い課題ですよね。
差別化の戦略は、ヒト・モノ・カネどこから?(もちろん構成要素はそれだけではないかもしれませんが・・・)
これまでと同じように、ワンストップで何でも提供できるまでサービスの多角化を進めるのでしょうか?
それとも、徹底したコモディティ化戦略をとるのか?
一例として最近、セブンイレブンの弁当に高付加価値化を目指した形跡を発見した。
道場六三郎監修 特性弁当である。
実際に食べてみたのだが、炭火黒豚カルビ焼肉重780円は、高い。
この値段に飲み物を付けたなら、都心で余裕で上手い昼飯が食べられる。
さて、個人的感覚は置いておいて、この価格決定に関わる要素を見てみる。
弁当の値段を、仮に x 円 としようか。
この弁当を食べて、払ってもよいと思う値段を y 円 としようか。
単純に考えると、x - y = A が、コンビニであることに対して支払うお金である。
近さとか利便性とか。
ここから、アプローチの仕方が異なる。
①Aの値段を、コンビニへ行くことによる機会費用の観点や、歩く時間が減るなどの効用の観点から考える人がいたら、恐らくそれは経済学者、もしくはそれに近い考え方の持ち主。というか、y にあたる価格の概念を持ち出している時点でこの考え方の持ち主になりそうな気がする。
②A (もしくは x 円) を、コンビニの周りに近くに住んでいて A の値段を妥当として買いに来るであろう人たちが、コンビニからどれくらいの範囲に住んでおり、そこにどれくらいの人間がいて、想定購買数はどれくらいで総合すると市場は・・・と商圏のような概念から考える人がいたら、その人はコンサル的な考え方の持ち主 (僕の偏見ですが違いますかね?)。
③x 円について、「こんな弁当があるんですけど、どのくらいの値段なら買いますか?」ってみんなに聞いて回り、その結果を分析して、「このくらいの価格なら利益を最大化できるんじゃないですか?」と考えるのがリサーチャー的な考え方の持ち主 (簡単に片付けすぎたかも・・・)。
④x 円という値段設定をするときに「どうすればx円でもこの商品を皆の手に取ってもらえるか、どうやって価格に説得性を持たせていくか」と考えて、その方法をいろいろと出すのがマーケティング的な考え方 (ちょっと強引かも・・・)。
アプローチの仕方一つで、職業が全く違うんですね。少なくとも僕の偏見の中では。
先日ある方が
この前メシを食って○○達の話を聞いていたときに、『就職したい先・やりたいことが見つからない』と言っていたから、『お前らは就職したい先とかやりたいことが見つからないんじゃない。自分の興味が社会の中でどういう仕事につながっているのか分かっていないんだ』といったら、みな納得していたよ。
これは、全くその通りなのだと思います。
上記①~④のような内容を明確に意識して会社を選んでいる人は、そうはいないのではないでしょうか。
話がそれましたが、値段設定の話に戻ります。
このようにアプローチの方法はいろいろあっても、自分の感覚値ではない説得力のある答えは出せません。
何って、まず圧倒的に情報量が足りないでしょう。
例えば今日あった人一人ひとりがそれについてどう思うのか、その人たちがご飯にいくらお金を投下しているのか、またそもそも今日あった人が何人いるのか、それについてさえ明確な指標を持たないのに。
(別にこのことに明確な指標を持つ必要は全くありませんが、ある程度の情報があれば、これらは類推できるのではと思います。)
さらにもう一段話を戻すと、一つの商品の価格も決定できない状態で、コンビニの営業戦略も何もあったものではない。
だから、僕はコモディティ化した「コンビニ」ベンダが、どのような方法で自分の商品 (コンビニ) を手に取ってもらうかというビジョンについて、納得の行く考えも、説得力のあるアイデアも持ち合わせていないのです。
(価格決定と営業戦略は確かにレベル感の違う話ですが、流れとして、まぁ突っ込まないであげてください。)
この問いに答えを出すためにまずは、徹底的なリサーチが必要なのだと思います。
まぁ、ジャストアイデアで解決できるという話はおいておいて。
今日も、リサーチ不足で結局は頼りっぱなしでした。
「これってどうなの?」といわれるたびに調べなおした気がする。
止まってる頭を引っぱたいてばっかりいるより、泥臭く情報を食べた方がよっぽど身になるということでした。
反省、反省。
…結局、最後まで書いてみると落ちというか落としどころはあったのかもしれない。
コメント
ども。はじめましてでもないが、初来訪。某起業論授業で一緒にやっている者です。
なんか難しいことばっかり書いてるな。コンビニか。差別化はハード面からもソフト面からも余地は十分にあるのでは?それがナチュラルローソンとかで出てきている。
まあ少なくともここでセブンイレブンとかナチュラルローソンとか書いてる時点で自分たちも口コミというマーケティングの一助を担っていると感じつつ、ブログとマーケティングの関係についてレポート作成途中に迷い込んだ④型の暇人でした。
投稿者: bussan | November 29, 2005 05:34 AM
>bussan
ども!bussanていうのね。web上でははじめまして。
うーん。まぁ別に差別化の方法はいろいろあるだろうけど、方法が出てくるだけで明確な意思決定というか、「これがもっともベターな選択だ!」っていう判断はできないでしょ?
ただ、それが言いたかっただけなのです。
方法だけ挙げても根拠も説得力もないじゃん。
微妙に伝わりにくかったかも。
まぁ、アイデアベースの考えをつらつらと書いただけだからね。
まぁ暇人というかなんというか、投稿時間を見る限りでは・・・うん。
レポートがんばってくれ。
投稿者: さわもち | November 29, 2005 09:25 PM