Suicaは次世代マネーの夢を見るか
Suicaについて。
個人的には前々から、上手くやれば次世代マネーのデファクトスタンダードになれると応援しているSuica。
昨日触れる機会があったのでちょっと整理。
簡単に言えば、JR全線 (にいつかはなるはず) 乗車用の定期券としてもプリペイドとしても使えるFeliCaと呼ばれる方式を利用した非接触式の決済カードです。
2001年11月デビュー。なかなか古い。
電子マネーEdyや携帯電話のクレジット iDなどと並び、少額決済に向いた新しい方式のお金として使えます。
現在Suica決済が可能な端末は、駅構内の一部の自動販売機のみのようです。
写真はSuicaで昨日買ってみたところ。
自動改札機での利用率は51.0% (授業に来た取締役の方配布の資料による)。
そしてこちらの資料によると、所有率は44%。
なぜ「利用率>所有率」なのかというと簡単で、Suica定期券を持っている人々が利用率をどんどん押し上げているんですね。毎日使いますから。
つまり、次世代マネーとなるにはまだまだ普及率がいまいちです。
個人的な意見を述べると、一度Suicaを使い出すと便利ですが。
僕はSuicaの便利さに気づいた後にすぐパスネットも購入し、それから切符を買った覚えは一度もありません。
クロス集計できれば、「Suica所有者の利用率」はきっと9割くらいいくのではないかと。
それは置いておいて。利用率はいまいちでした。
どうやら完全に次世代マネーにする気はあまりないようです・・・が、JR東日本としてもいろいろと戦略を考えてはいるようで。
一つだけ紹介しておくと、ビックカメラSuicaカード。
2006年3月15日スタートのようですが、3月末に成田空港から家までの電車の中吊り広告で発見しました。
いつかどこかと組むと思っていたのですが、ビックカメラでしたか。と。
なかなかに感銘を受けた記憶があります。
まずこの組み合わせは、ユーザーのポイント利用率に大きく影響する (はず) です。
例えば、1000円のお買い上げで10%のポイント還元。100円。
ユーザーはこういう中途なポイントを、少額決済でキレイに消化できます。
これが出来るなら、小さな買い物でもビックカメラに行こうというインセンティブが・・・多少、ね。
これを企業側からみると、ポイントを使用されてしまうので支出が増えるような気がしますが、決算書には「ポイント支払い準備金」として昔から計上してあるので、恐らくいくらか会計上も有利な点が出てくるものと。減税効果とか。詳しいことは分かりませんが。
そしてなぜビックカメラかというと、ビックカメラが郊外型の自動車ユーザー向けではなく、駅前型の電車ユーザー向けの出店戦略を取っているからという理由もあります。(店舗情報)
一方の電子マネーEdy。
主に現在はカード方式ではなく、携帯電話にくっつく戦略をとっていますが、所有率は23%といまいち。
利用率にいたっては、全体で見れば一度でも使ったことがある人は23%×55%=12.6%と非常に低い。
実用化はSuicaより一年早いですが、利用率では雲泥の差。
最も、それぞれの性質があって比較するべきものではないかもしれませんが。
よく言われるのは、なぜSuicaとEdyを統合してしまわないのか。
簡単に言えば競合だからなのですが。
そこにセブン&アイが参入(PDF)。
来年春スタートの予定のようです。
なんだか途中で何を書こうとしていたのだか忘れてしまいましたが、整理すると。
FeliCaという共通方式の上で動いていることから来る、将来的な互換の可能性。逆にどれかが他を飲み込んで巨大化してしまう可能性。
これらの電子マネーが、全てR/W (リーダーライター) であることからくる、CRMの可能性。
自分住んでいるの世界が形を大きく変えるという期待とそれに伴う危惧。
何を書こうとしたか忘れたし長くなったので、あとはどうぞお好きなように妄想くださいますよう。