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February 21, 2007

スタッフサービスのウソ

さて、こちらにスタッフサービス様が調査したところによる「就職したい会社ランキング」があります。
僕はこれを見た瞬間に、この調査にはウソがあると感じました。
どうぞ皆さんもこの結果を鵜呑みにせずに、この調査のどこに問題がありそうなのかを指摘してみてください。
真偽のほどはさておき、おかしな点はいくつもあるはずです。


そのうちの一つ、僕の方法をご紹介。
まず、不自然な点は「300位まで順位があるのに、一つも同順位がない」と言うことです。
これはエクセル君で30秒で確かめられます。

さて、それが何故おかしいのでしょうか。
「300位まで順位が存在し、かつその全てが排他的な順位を有している時、必要な票数はいくつか」を考えると分かります。
1位の企業は、最低でも300票。
300位の企業は、最低でも1票。
これは最低条件です。
そして、その間に各企業が1票差でずっとひしめいていなければいけません。
すると、必要な票数はΣ300で45150票。
サンプル数は4290名。
複数回答もしくは純粋想起での回答であるのは疑いないとしても、一人当たりの平均が10.52票になります。

これは最低限度の話。
普通は、上記のような状況は非常に考えにくく、1位の企業はもっと人気でしかるべきだし、必ず1票差と言うのも不自然な話です。
すると、必要になる票数はさらに上昇します。
ある企業を増やし、他のある企業を減らそうとすると、順位を入れ替える以外は、票数が増えなければ必ず他の企業と同じ順位が出てきます。

よって、一人当たりは11票以上投票していることになります。
一人当たり11票投票しているのなら全く文句はありませんが。
僕が思うに「就職したい会社」ではなくて「就職活動をした会社」とかを調査して、それを読み替えているのだと思います。残念ながら。

世の中の情報は、こういったおかしな事だらけだよ、と言うお話でした。

そこにある想いと時の流れと…

書こうと思ったときに書いておこう。

実は一ヶ月も前になるのだが、インタースコープに対するヤフーによる資本参加が合意に達したというニュースがあった。
ニュースリリースの直後に知り、とても胸が熱くなったのだが、その時は、何だか自分が書くのも申し訳ないような気がして、何も書かなかった。
僕はインタースコープに対して貢献したと言うには何かが足りず、立場上は何かを言われても言い返せないような、微妙な場所に立っていた。
僕がその意思決定に関与したわけではないし、こう感じることは勘違いなのかもしれないけれど、とにかくそう感じていた。
結局、その状態に見合う結果を見せることもなく、僕はその場を去ったわけだけれど、そこに結果の原資となる十分な何かを残してきたかと言われると、またそこにも一抹の不安が残る。

でも。
僕は、その会社を創業した人たちの想いに触れ、その会社で働く人たちの想いに触れ、いくらかの時間を共に過ごした。

ミーティングを重ねた会議室。
満室の仮眠室。
机の上の歯ブラシ。
週一回の自主勉強会。

あの時は特別な感情を抱かなかった風景も、振り返れば沢山の人たちの想いの詰まった場所だった。
そんな考えが、一ヶ月ほど前に僕の頭の中を交錯していた。

今日、インタースコープの創業者の一人、平石さんのblogを読んで、その考えを反復すると共に、時間の流れを認識した。
僕が、目黒川沿いの見事な桜を見てから2年。
それ以上の時間と歴史が、会社の上に降り積もっている。
無論、これがゴールであるはずがないし、むしろこれから多難な時期を迎えるわけだけれど。
別に何かの言葉を掛けたいと言うのでもない。
ただ、こんな風に、今もどこかで世界の歯車が回っているんだと思った。
誰かの想いを載せて。

February 17, 2007

自戒の言葉

久しぶりにこんなことを書く気がする。
昔はこういうことばっかり書いていたのに。
変わるものは変わるものなのですね。

・欲せざるところ、施すことなかれ

・己の無力を嘆くことなかれ

・泰然自若として雲のようであれ

うーん。
やっぱり日々の感情をコントロールするのって大変なんですね。
長期は大分コントロールできるようになってきた気がするけれど、日々の変化はまだまだ大きいままで。
後から反省しても仕方ない訳ですが…。
自戒、自戒。

February 15, 2007

おフランス語

とある授業のケースブック。
半分以上のケースがフランス語。
一応英語での授業なんですけどね。
で、一つ授業のために読んだのだが。
意外と読めた。と言うか、読む方が簡単っぽい。
単語の文字列は、ラテン語系で共通のものが多い。
と、言うわけで、どのくらい読みやすいのかを、英語を基準として軽く数えてみた。
意味が通ればよいので、厳密な定義は無視します。
サンプルはケーススタディの1ページ分。単語数は約250。
主観による分類だし、正確な数字ではないのであくまでもご参考までに。
ちなみに数字や冠詞はカウントしていません。数が多すぎるので。

分類は4種類。
①全く同じ
 英語とまんま同じ。もしくは一文字程度の違い。
 例:exemple → example, entrer → to enter
②文法構造の違いのみ
 文法に従って規則的に変化する。文法をある程度知っていれば英語と同じもの。
 例えば、副詞でフランス語で"-ment"となるものは英語で"-ly"をつける。
 "-al"で終わる形容詞は男性複数形の場合"-aux"になる。
 例:normalement → normally, regionaux → regional
③言われれば納得
 そのままじゃ分からないけど、意味を知ればなんとなく納得できるもの。
 例えば"-er"や"-ir"が語尾についたらまず動詞です。また意味から逆算すると語源で納得できたりします。
 例:grandir → to grow, lourd → heavy
④全く違う
 違う。違うんだってば!

こんな感じで分類すると、割合は [20%:10%:20%:50%] くらいでした。
多分English Nativeなら②と③はもっと①に近づくのではないかと思います。
高校3年生の時に、手が腱鞘炎で鉛筆を持てなくなるくらい英単語を書いて覚えたのも、あながち無駄ではなかったと言うことでしょうか。
しかし、読み方はかなり違うのでこれがこのまま会話に適用できるわけではありません。残念ながら。
そして、書くのは話す以上に難しくなります。

余談。最近気づいたこと。
さすが"amour"の国だけあって、何と「恋をしている、恋愛に関する」と言う意味の形容詞が存在します。
"amoureuse"という単語です。

"Je suis amoureuse!!!"

February 02, 2007

Bill Gatesがやってきた

ちょっとミーハーを発揮してみた。
まじつまらなかった。
そしてイライラした。

といってもBill Gatesが悪いのではない。
運営者が悪いのだ。

入場管理。
モニタを設置した別室の管理。
講演の内容。
そして質疑応答。

まず入場待ちの列。
フランス人は友達に話すフリをして列に横から入る。必ず。
僕の目の前には20人以上の集団が一気に、真後ろには少なくとも5人程度が割り込んだ。
そして入場が始まると列は瞬く間に崩れ、並んでいた意味ゼロ。
これは仕方ない。文化の違いだ。ここはフランス。郷に入っては何とやらだ。
しかし。会場。
席はExecutives (この学校には経営者向けの短期コースが存在する) 優先。
後から来てファーストクラスばりに入っていく。
その割には入ったグランゼコルの生徒もいる。
何?基準はなに?
結局列に並んでいた人数の3分の1程度しか入れず。
しかもどうも先頭というばかりでなさそうなのがさらにイライラする。

仕方なく別室でモニターを見る。
この別室が五月蠅い。
しかも運営者が人を配置していない。
プロジェクターが非常に見にくかったが、カーテンは聴衆が閉め、電気も聴衆が消した。
そして部屋にはフランス人がほとんど。五月蠅すぎる。
フランス人がミーハーなのか何なのか知らないが、この後のBill Gatesの講演は静かだったくせに、最初に行われたWindows VistaとOffice 2007のデモは全く聞こえず。
フランス語だったから別に聞き取れなかったけど。

そして講演。
まず最初の無駄な紹介。
5分も無駄な修飾を織り交ぜたBill Gatesの経歴紹介。
自分で勝手に調べるよそんぐらい!
そして僕は経営哲学だとかそれこそManagementに重点を置いた内容を期待していた。
が、内容はいたって普通。
おいおい。市民向けの一般講座じゃないんですから。
数年前から一部で常識になっている世界観をいまさらここで議論して時間の無駄。まじ無駄。
この点、最先端の情報と一般の情報の乖離を感じる。
ここはBill Gatesに同情する。
きっとどこに行ってもこの話題だろう。
Microsoftという肩書きを取ったら、Bill Gates個人には何のメリットもない会話。
何年も前から明確なビジョンを持って何千回と議論した内容だろう。
そして現在は次のビジョンを持っているはず。
というか少なくとも僕でさえその次を妄想しているのに、何でいまさら。

そして講演後の聴衆からの質問。
最初の質問。
英語がそこまで上手くなく、癖があったので「インド人かな~」と思っていたら。
カメラが質問者を捉える。
そこに映ったのは黒人。アフリカの出身。
その瞬間。教室のフランス人のほとんどがため息。
根強い差別を感じました。
そして最後の質問に立ったのは僕もよく知るノルウェー人。
質問内容は「政界進出する気はあるのか?」
馬鹿か。この講演はあなたの雑談の場所ではない。もちっとマシな質問をしろ。

結局よかったと思えるのはたった一つの質疑応答だけ。
こいつらが将来フランスでExecutiveになって偉そうな顔をしてManagementだの何だのを語っていると思うと、がっがりしてしまう。
はぁ。時間を返して…。

February 01, 2007

「粉雪」 レミオロメン

[quote]
僕は君のすべてなど 知ってはいないだろう
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど 本気で思ってるんだ

[/quote]
を検証してみました!

まず、こちらのエクセルシートを参照ください。

このエクセルシートで自分の好みの設定をして確率を計算してみてください。
仕組みは、ポワソン分布を利用しています。
参考資料はwiki島根大学のとあるご教授のページから拝借。

仕組みは簡単。
「単位時間 (一生涯、1年、5年)の間に x 人に『こなぁぁゆきぃぃ~ねぇ』と言いたくなる確率はどれくらいか」と言うものです。
x 人と世の中の平均値を自分で決定してください。
それによってどれくらいの確率になるのか変わります。

また「バイアス」という欄があります。
これは、一生涯に10人に粉雪したくなったとしても、それが平均して80年間に満遍なく分布するとは限らないことを考慮するためです。
この欄は、人生80年満遍なく粉雪したり、一生のうち粉雪的な出会いがあるのは10歳から40歳までの30年だからその期間だけ計測したい、などという場合に利用してください。

ちなみに「本当に粉雪する確率」ですが、実は天文学的に小さい数字になります。
条件が二つ重なっていて、
 ①総人口の中のたった1人、粉雪と出会う
 ②粉雪に粉雪する
この二つを同時に満たす必要があります。
まず①ですが、総人口を n、一生で出会う人の数を m と置きます。
すると、粉雪に出会う確率が m/n で求められます。
計算は、下記の画像を参照。
combin.gif
例えば日本人1億3000万人のうち、一生涯で1000人の人と出会うとすると (名前を認識する程度まで含める)、確率は0.00076923...%となります。
(エクセルファイルの"konayuki"というシートにどうでもいい計算がしてありますが、そちらは無視して結構です。簡単に計算できるとは知らなかったんです。参照したページはこちら。)
そして②が最初のエクセルで計算した値。

例えば、一人当たり1000人に出会い、日本全体の平均で3人に粉雪したくなるとき、「本当に粉雪する確率」は0.0001%です。

ま、所詮確率論ですけどね。
人生に大事なのは直感ですよね。