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スタッフサービスのウソ

さて、こちらにスタッフサービス様が調査したところによる「就職したい会社ランキング」があります。
僕はこれを見た瞬間に、この調査にはウソがあると感じました。
どうぞ皆さんもこの結果を鵜呑みにせずに、この調査のどこに問題がありそうなのかを指摘してみてください。
真偽のほどはさておき、おかしな点はいくつもあるはずです。


そのうちの一つ、僕の方法をご紹介。
まず、不自然な点は「300位まで順位があるのに、一つも同順位がない」と言うことです。
これはエクセル君で30秒で確かめられます。

さて、それが何故おかしいのでしょうか。
「300位まで順位が存在し、かつその全てが排他的な順位を有している時、必要な票数はいくつか」を考えると分かります。
1位の企業は、最低でも300票。
300位の企業は、最低でも1票。
これは最低条件です。
そして、その間に各企業が1票差でずっとひしめいていなければいけません。
すると、必要な票数はΣ300で45150票。
サンプル数は4290名。
複数回答もしくは純粋想起での回答であるのは疑いないとしても、一人当たりの平均が10.52票になります。

これは最低限度の話。
普通は、上記のような状況は非常に考えにくく、1位の企業はもっと人気でしかるべきだし、必ず1票差と言うのも不自然な話です。
すると、必要になる票数はさらに上昇します。
ある企業を増やし、他のある企業を減らそうとすると、順位を入れ替える以外は、票数が増えなければ必ず他の企業と同じ順位が出てきます。

よって、一人当たりは11票以上投票していることになります。
一人当たり11票投票しているのなら全く文句はありませんが。
僕が思うに「就職したい会社」ではなくて「就職活動をした会社」とかを調査して、それを読み替えているのだと思います。残念ながら。

世の中の情報は、こういったおかしな事だらけだよ、と言うお話でした。

コメント

僕がまず思ったことは「あるある」とかで色々問題にもなってるのに(厳密には関西テレビなのですが系列ということで)「フジテレビ」が就職したい会社の一位とはどういうことなのかな・・・・ということでした。確かに順位は大企業だけどそれは何故なのだろう・・・と思いました。

さわもちさんの指摘でなるほど、そういうカラクリがあるか・・・と思いました。この手の調査や統計は視点一つで全然違う結果が出るという話ですし、何よりも統計の背後にある複雑な出来事がわかりにくいのは問題だと思います。昔話のようにキツネやタヌキに化かされた方が救いがあるかもしれません。

統計や調査の方法論をはっきりと明示するのが「トリビアの泉」だけというのは少し寂しいです。フジテレビ一位なのにね・・・

> 「フジテレビ」が就職したい会社の一位とはどういうことなのかな・・・・
これは、2007年新卒生を対象にしているからじゃないですか?
彼らが就職活動をしたのが2006年の初め。今から一年前です!まだ騒動以前の話ですからね!きっとその辺りかと…。

> この手の調査や統計は視点一つで全然違う結果が出るという話ですし
僕は前に「社会調査のウソ」という本を読んだことがあります。それを読んでこの辺りは散々思い知らされましたね。
また、インターネットリサーチをしている会社でインターンをしていたので、調査をする側の視点もかじったことがあります。
この二つでほぼ180度世の中の見方が変わってしまいました…。
そうすると、トリビアの泉の面白さは「実際に調べてみた」の部分がキーなのかも知れませんね!
みんな心の奥底では、結果が解釈された状態で渡される調査にウンザリしていて、調べていく過程で色々問題が起こったり、別のやり方でトライしてみたり…。

僕が帰るまでトリビアの泉は生きていてくれるのでしょうか…?w

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