素晴らしき利子平価条件の世界
最近の流行は、学校でのレポートをアップすることでしょうか。
いや、でも実際面白いんですよ。
以前、裁定取引の話とD-dayの話でも書きましたが、世の中楽して儲けることが出来ないようになっているんですね。
複数の通貨間で裁定機会が存在しないのは、為替レートを引っ張り出していつでも検証できます。
今回は授業での指令通り、利子平価条件でやってみました。
利子平価条件を簡単に説明しますと、今日本で持っているお金をどこで運用しても、リターンには変化がないという理論にございます。
例えば100万円持っていたとして、それをアメリカドルに変えて利子率の高いアメリカで預金します。それを一年間預金して、一年後にまた日本円に戻します。そうして得たリターンと、そんな面倒なことをせずに、日本の銀行で預金して得たリターンが同じになるということですね。もちろん理論のお話なので、取引費用等はゼロです。
必要なのは、時点tでの為替レート、それぞれの国の利子率、将来の為替レートの4つです。
(この中で、将来の為替レートが曲者です。これを為替先物で代用した場合はカバー付き利子平価条件になり、将来の為替レートの予想値で代用した場合はカバーなし利子平価条件になります。)
今回のレポートでは、カバー付き利子平価条件を検証しています。
為替先物レート (フォワードレート) は直先スプレッドから計算しています。
各国の利子率の代理変数として、銀行間取引の利率を利用しています。
結果、サンプル182個の平均で裁定機会が0.07%、分散が0.00003という結果となりまして、ほとんど裁定機会はないという結論です。
欲しい方はこちらをどうぞ。